検査遺伝子
PKD1(ポリシスチン-1)遺伝子によって発現されるタンパク質は、腎臓の尿細管の形成に関与します。本検査は、多発性嚢胞腎に関連する1つの遺伝子変異を対象としています。
遺伝病の説明
多発性嚢胞腎は、腎臓に液体で満たされた複数の袋(嚢胞)が存在することが特徴の疾患です。これらの嚢胞は出生時に存在する場合もありますが、年齢とともに徐々に大きくなることがあり、その成長速度には大きな個体差があります。嚢胞が大きくなるにつれて正常な腎組織を損傷し、慢性腎不全を引き起こすことがあります。犬よりも猫で多く見られます。